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【プレスリリース】G8環境大臣会合(神戸)で生物多様性保全と小規模農家支援のコーヒーを提供

発信元:コンサベーション・インターナショナル ジャパン
発信日:2008年5月19日
※以下の内容は、発信元が作成したものであり、当協会が保証するものではありません。

UCC上島珈琲株式会社と環境NGO・コンサベーション・インターナショナルが協力
コーヒーを通して、生物多様性の保全と国際協力を訴える

2008年5月24日より26日まで開催されるG8環境大臣会合において、UCC上島珈琲株式会社と国際環境NGO・コンサベーション・インターナショナル(本部米国・ヴァージニア。以下、CI)が協力し、ポートピアホテルを通じて、生物多様性保全と生産者である小規模農家の生活向上に貢献するコーヒーを提供する。このコーヒーは、CIが、生産地であるパナマの生物多様性保全と生産農家の生活向上を目指すプロジェクトに、UCC上島珈琲株式会社が賛同し輸入したもの。生物多様性保全が重要課題となる7月の北海道洞爺湖のG8サミットに先立ち、コーヒーを通して生物多様性の保全と生産者の生活を考える機会を提供する。G8環境大臣会合中はコーヒーに関する展示も行う。また、5月23日に神戸国際会議場で開催される「G8環境大臣会合記念特別シンポジウム」においても、同じくコーヒーを提供する。

コーヒーは、豊かな森林生態系を利用する日陰栽培(シェイドグロウン)農法が可能な作物であり、適格な土地利用や環境に配慮した農法の導入により、生物多様性保全に貢献しながら、生産者の収入を生み出すことができる。

G8環境大臣会合で提供されるのは、中米最大の雲霧林「ラ・アミスタッド保護区」周辺でCIのプロジェクトに参加している小規模農園のコーヒー。農園開設以来、高品質なティピカ亜種のみに統一したコーヒーを栽培しつづけており、コーヒー農園の背後には豊かな森林が守られている。

CIは、世界40カ国以上で生物多様性保全に取り組んでいる。熱帯地方を中心とした世界のコーヒー生産地は、生物多様性の保全の優先地域「生物多様性ホットスポット」注1に重なる地域が多く、CIは、地域レベルで環境保全型の農法に取り組むことで、環境保全と地域の活性化を目指している。

本年発表された「第3次生物多様性国家戦略」では、「生物多様性ホットスポット」の保全の重要性が言及されており、日本政府は2002年より生物多様性ホットスポットの保全と貧困削減への貢献を目指す「クリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金」注2に拠出し、ホットスポットで活動する団体等への支援を実施している。同基金は、「ラ・アミスタッド保護区」周辺におけるコーヒー生産を通じた生物多様性保全戦略の立案にも支援を実施しており、コーヒー生産農家の参加につながっている。

生物多様性の保全は、2007年に開催されたポツダムのG8環境大臣会合以降、G8の重要テーマのひとつとなった。コーヒー生産地の生物多様性の保全や貧困削減に貢献するコーヒーの流通は、世界のコーヒー市場を通じて、消費国側が地球規模で生産国に貢献できる機会となる。

日本は、世界第3位のコーヒー輸入国であるが、CIのプロジェクトのようなコーヒー生産が、生産国の生物多様性保全や貧困削減につながることについては、あまり知られていない。そのため、CIは今後生物多様性保全と生産者である小規模農家の生活向上に貢献するコーヒーの普及啓発に力を入れる予定。

注1 生物多様性ホットスポット: 地球上34ヵ所のもっとも生物多様性が豊かでありながら、同時にもっとも危機に瀕している地域。地球の地表面積のわずか2.3%でありながら、ホットスポットには最も絶滅が危惧されている哺乳類、鳥類、両生類の75%、全ての維管束植物の50%、陸上脊椎動物の42%が生息している。

注2 クリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金:地球環境ファシリティー(GEF)、日本政府、マッカーサー財団、世界銀行、フランス開発庁、CIが出資する共同基金で、生物多様性ホットスポットの保全活動を目的に、地元コミュニティ団体や市民団体などへの支援を実施している。


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お問合せ先: コンサベーション・インターナショナル ジャパン  山下

E-mail kyamashita@conservation.org  
URL http://www.conservation.or.jp